【2025年6月施行】働く人を守れ!職場の熱中症対策が義務化──企業が今すぐやるべきことは?

2025年 7月 23日(水)
カテゴリ:ブログ

こんにちは、トイレットペーパー専門店のバンビックスです。

私たちの暮らしに欠かせない日常の快適さと同じくらい、職場での「安全と健康」も大切にしたいもの。
今回は、2025年6月から義務化された「熱中症対策」について、わかりやすくお伝えします。


義務化の背景|なぜ今、熱中症対策が強化されたのか?

 

●2023〜2024年には、東京都内で最高気温38℃を超える日が複数回観測されました。

●厚生労働省の発表によると、2022年には351件の熱中症による労災が認定されています。

●特に建設業・製造業・物流業界を中心に、重症事故が多発している状況です。

 

これまでは「努力義務」とされていた熱中症対策ですが、2025年からは明確な企業の義務として位置づけられました。

 


企業が 取るべき3つの対応──報告・手順・周知!

 

企業が実施すべき基本的な対応は、以下の3点です。

 

① 報告体制の整備

●「気分が悪い」「フラつく」など、熱中症の兆候を感じた従業員がすぐに報告できる仕組みを構築します。

●上司や衛生管理者へ即時に伝達できるよう、社内フローや教育体制を整備します。

 

② 実施手順の作成

●熱中症が疑われる際の初期対応マニュアルを作成します。

●救急対応や医療機関への搬送、社内通報のルールなどを明文化し、対応のバラつきを防ぎます。

 

③ 関係者への周知

●上記の体制と手順を、現場の従業員を含めた全関係者に確実に周知します。

●ポスター掲示・朝礼・eラーニングなどを活用し、継続的な啓発を行うことが有効です。

 


罰則の可能性も|「知らなかった」では済まされません

 

現時点では、熱中症対策の未実施に対する直接的な罰金制度は発表されていません。
しかし、労働基準監督署による是正勧告を受け、それを放置した場合には法的な処分に至る可能性もあります。

 

リスク 内容
労働基準監督署による是正指導 未対応の企業は「是正勧告」の対象となります。
労災認定による企業責任の拡大 熱中症による労災発生時、事前対策を怠っていた場合は企業責任が重くなります。
社会的信用の低下 「安全管理の甘い企業」という印象を与え、採用や取引に悪影響を及ぼす可能性があります。
 

今すぐできる!企業の熱中症対策5つのポイント

 

 

WBGT計(暑さ指数)の設置:現場の危険度を可視化
水分・塩分補給の呼びかけ:タイムリーな声がけを習慣化
空調や日陰スペースの整備:物理的環境の改善
作業計画の見直し:高温時間帯の作業を回避する調整
従業員教育と啓発活動の継続:意識向上と知識の定着を図る

 


安全配慮義務の強化は「働きやすさ」への一歩です

 

熱中症対策の義務化は、一見すると企業側の負担に思えるかもしれません。
しかし、その本質は従業員の命と健康を守ることにあります。

これは企業に課された「安全配慮義務」であり、
今後は「社員が働きやすい環境を整えているか」が企業評価の基準にもなっていくでしょう。

 


まとめ|熱中症対策は“義務”から“信頼”へのチャンス

 

 

●2025年6月から、熱中症対策は明確な企業義務となりました。

●体制整備・手順の作成・周知が最低限の対応ラインです。

●命を守る取り組みは、企業の信頼・ブランド価値を守る最大の一歩です。

今こそ、自社の体制を見直し、安全で快適な夏の職場づくりを進めていきましょう。

 

 


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